コラム

帯状疱疹ワクチン

主に皮膚科の先生が診る病気に「帯状疱疹」というものがあります.
水ぼうそうのウイルスが神経の中に潜んでいて,何10年も経ってから神経の走行にそって水ぶくれをつくる病気で,
強い痛みを伴い,治療のタイミングが遅れると,神経障害性疼痛といわれる強い痛みが残ることが知られています.
全身のどこにでも起こりえますが,たまに口の中や顔面領域に水ふくれを作り,歯科を受診される方がいます.



写真は、口の周りの水膨れを主訴に当院受診された帯状疱疹の患者さんです.

コロナ禍で帯状疱疹患者が増えたと言われており,
当院の高齢の患者さんも数名帯状疱疹にかかっておりました.
自分も50を過ぎて,帯状疱疹リスクが増えるお年頃になり,
近所でオリーブ皮膚科ご開業の米田先生に相談したところ
ワクチンは明らかに有効であること.
クリニックには常備しており,予約なしでいつでも接種できるとのお返事を頂きました.
早速お邪魔してワクチンを打っていただきました.
ワクチンは生ワクチンと不活性ワクチンの2種類があり,
効果が期待できる期間や,副反応の発症率が違うことなど教えてもらいました.

まだまだ知らないことは多いものですねぇ