皆様へのご報告が遅れましたが、
3月15日をもって、よしたに歯科を退職させていただきました。
非常勤、常勤合わせて4年間という短い間ではありましたが、
多くのことを勉強させていただいたこと、感謝申し上げます。
この4年間は本当に濃厚な毎日でした。
大学院時代(非常勤時代)は毎日夜中まで研究・研究・研究・・・
実験で何度も失敗を繰り返し、自分は一体なにをやってるんだろうと思うことはしょっちゅうありました。
失敗を繰り返していると同じところをぐるぐる回っているようで、全く前に進んでいないように感じますが、
その時に上司にはこう言われました。
「同じところをぐるぐる回っているようでも、ちゃんと螺旋階段になっていて、少しづつ上に上がってるんだよ」
それを励みにがんばった結果、
海外の学会で発表することができました。有名な海外の雑誌に論文をのせることもできました。
その時に学んだことは、とにかく毎日少しづつでも頑張れば、
あきらめなければちょっとづつ結果はついてくるということでした。
それから、無事に博士号を取得し大学院を卒業したあと、常勤としてよしたに歯科に就職させていただきました。
やはり非常勤時代とはちがい、より深く患者さんと関わることで、
あらためて治療方法やその選択に関して勉強させられました。
患者さん一人一人の人生を考えた時に、今どういった治療が必要なのか
今後どういった終着点を見据えていくのかをより深く考えるようになりました。
また勉強面に関しても、吉谷先生の指導のおかげで、勉強会や各種セミナーに参加するのはもちろんのこと
学会発表や講演会での発表を年に何度も経験させていただきました。
常勤時代の2年間は、週末がほぼ勉強会関係で埋まるような日々でしたが
患者さんに還元できることも増え、今となっては身についた多くの知識や技術が自信につながっています。
もっともっと長く働いていたかったのですが、そうもいかず
4月からは実家の菅田歯科医院に勤務し、父親と一緒に働く予定です。
よしたに歯科で学んだこと、札幌での経験を活かして、これからは地元の患者さんに貢献していきたいと思います。
患者さんが少しでも快適に自分の口から食事がとれるように、笑顔でいられるように、
日々精進の気持ちを忘れず、これからも頑張って参ります。
それでは短い間でしたが、皆様、大変お世話になりありがとうございました。
菅田真吾