インプラント

よしたに歯科医院

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ITIマスターコース

Date
2008-07-07 (月)
Category
インプラント

4月6月7月の土日6回で
ITIマスターコース(札幌)が開かれました。
2002年に東京で受けたコースで、これをきっかけに自分のインプラント臨床は飛躍しました。
今年初めて北海道で開かれました。
自分は既に受講しているので、聴講という形での参加で実習は行いませんでしたが、
日々の臨床の理論的バックボーンを確認することができました。
講師の勝山先生、お疲れさまでした。
参加された先生方もお疲れさまでした。
またCIDでがんばりましょう!
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TGセミナー

Date
2008-07-03 (木)
Category
インプラント

先週末、東京品川で行われたITIメンバーミーティングとTGセミナーに参加してきました。
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トリートメントガイドブックの第2巻発刊記念の講演会でした。
とても有意義な講演でした。
前日の夜は、
ストローマンの方、千葉と仙台で活躍している著名な技工士の先生、木村さんと工藤さん、
美唄の吉村先生とたまたま東京に居合わせた吉村先生の弟さん、と僕の宴会を開いていました。
汐留の高層ビルの夜景はきれいでした!

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審美歯科 前歯1歯オールセラミック

Date
2008-06-26 (木)
Category
インプラント

前歯の審美障害が主訴の患者さんです。
あまりあっていないメタルボンド(陶材焼付冠)が装着されていました。

zennsi01.jpg
除去し

新たにオールセラミック冠を装着しました。

zennsi02.jpg

zennsi03.jpg

メタルボンドは歴史のある良い治療法でしたが、メタルでフレームを作り
その上にセラミックを焼き付けるため、セラミックが薄くなる部分の透明感に乏しかったり
歯肉の色が黒ずんで見えたりする欠点がありました。
現在のオールセラミックはその弱点を克服し
かつ強度もメタルボンドに匹敵するまでにいたっています。
現在、メタルを使う修復物はだんだん減ってきており
オールセラミックが多くなってきています。

インプラントとCT

Date
2008-06-22 (日)
Category
インプラント

近年のインプラントで最も進歩した分野は画像診断かもしれません。
ハードも普及し、全体の3分の2はCTによる術前の診査を行うようになりました。
また、ソフトの進歩も著しいものがあります。
詳細な骨の状態、神経などの正確な位置を把握し、事前に手術のシミュレーションを行うようになりました。
最近PCをウインドウズからマックに変えたのですが、マックにはOsiriXというCT用のフリーソフトがあります。
これがなかなか優れものです!
各メーカーのCTに付属しているDICOMビューワーとなんら遜色ありません。
3D%20SR%20Image.jpg

実際にはこの3D画像を動かせます。
このようなことをしながら、治療計画を考えています。


straumann ベーシックコース

Date
2008-05-18 (日)
Category
インプラント

5月17,18日の2日間、当院で扱っているインプラントメーカーのStraumann implant systemのベーシックコースに参加していました。
講師は大阪の中島康先生と、美唄の吉村先生です。
これからインプラントを始める先生や、まだ経験の浅い先生対象のコースですが、基本をきちんと復習することはとても大切だと思いました。あいまいなところも再確認することができました。
写真は1日目終了後に、講師のお二人と、同じく講習に参加していた北大高齢者歯科の諸先生たちとサッポロビール園に行ったところの写真です。
beergarden.JPG
十二指腸潰瘍病み上がりのぼくは、ウーロン茶でジンギスカンでした。 くぅー。。(ToT)

審美歯科 上顎前歯4本ラミネートベニア

Date
2008-04-24 (木)
Category
インプラント

前歯の色調及び形態のアンバランスを主訴に受診された患者さんです。
PLV4.jpg
左上1番が唇側にでっぱっており、逆に左上2番が奥に引っ込んでいます。
occ1.jpg occ2.jpg

右上2番の変色が強く、左右の形態のバランス及び色調も合わせるため、
4本のセラミックによるラミネートベニアクラウンを選択しました。
PLV4.1.jpg
良好な結果を得ています

インプラント症例 上顎前歯1本欠損

Date
2008-03-16 (日)
Category
インプラント

上顎前歯を歯根破折で失った患者さんです。
anterio01.jpg
失活歯(神経をとった歯)のさし歯は装着してから数年後に根が折れてしまうことが非常に多くなります。その時点で安易に両隣の歯を使ったブリッジを装着すると、今度は支台の歯が折れてしまう確率が高くなります。
10年後は前歯に入れ歯でしょうか?

欠損部だけにインプラントを入れることが両隣の負担を軽減し、将来の欠損の拡大を予防する最も効果的な方法と思われます。
anterior02.jpg
しかし。前歯の場合は「見える」部分ですので、審美的な配慮が重要になります。
この症例では、骨の移植、軟組織の移植、インプラント周囲の骨の安定性に優れているプラットフォームスイッチングタイプのインプラントを選択し、ジルコニアアバットメント、オールセラミッククラウンを装着しました。

XPdejital.jpg anterior03.jpg   anterior04.jpg   anterior05.jpg

非常に良好な結果を得ることができました。

院長 自分に上部構造装着する

Date
2008-03-02 (日)
Category
インプラント

以前より治療中だった自分のインプラント
先日上部構造を装着しました。
術者の吉村先生(美唄)が、とある講演会打ち合わせ終了後の土曜の夜に、桑園のよしたに歯科まで来てくれて、自ら印象をとってくれました。
土曜の夜、寒い中、アシストもいないところで型を採ってもらい、申し訳なかったです。
この恩は働いて返します。(^o^)

yoshitani01.jpg  yoshitani02.jpg  yoshitani03.jpg

まだプロビジョナル(仮の歯)ですが、とても快適です。
1本欠損ですが、自分の予想以上に歯のない時期はつらいことが多かったです。
欠損側では咀嚼効率は10分の1くらいでした。
6番欠損をそのままにしていると孤立した7番が舌にあたり
何度となく舌根部に口内炎を作りました。
上部構造装着後は7番と舌との違和感もすぐになくなりました。
自ら患者になると気づくことも多いものですね。

インプラント症例 上顎無歯顎ボーンアンカードブリッジ

Date
2008-02-09 (土)
Category
インプラント

上顎総義歯の違和感に長い間悩んでいた患者さんです。
インプラントにて固定性の歯を装着し、「前歯で肉を噛みたい」というのが一番のご希望でした。
術前の状態です。
before%20ope.jpg
インプラントを8本埋入しました。
opg%20after%20ope.jpg

最新の材料であるジルコニアアバットメントを装着し、ガルバノコー
ピングによる術者可撤式の上部構造を装着しました。
superstructure01.jpg superstructure02.jpg zir%20abut02.jpg zir%20abut03.jpg
superstructure03.jpg superstructure04.jpg

十分に食べることもできるようになり、患者さんに満足していただきました。また完全な固定性ではないので今後のメインテナンスも行いやすく、
長期的予後が期待できます。

審美歯科 ラミネートベニアクラウン症例

Date
2008-01-20 (日)
Category
インプラント

上顎の2番目の歯が先天的に欠如していて、矯正を行った患者さんです。
糸切り歯を欠損している2番の位置に移動させていますが、2番と3番では形態が違うため「すきっ歯」を改善することができません。
plv01.jpg

3番にポーセレンラミネートベニアクラウン、1番と4番にコンポジットレジン充填を行い、空隙の閉鎖および左右のバランスをとりました。
plv02.jpg


レジン充填は改善の余地はありますが、最小限の処置で最大の結果を得られたと思います。

Dr.Stephen Chen講演会終了しました

Date
2008-01-06 (日)
Category
インプラント

昨日1月5日、倶知安にてオーストラリアのステファンチェン先生の講演会がありました。
現在のインプラントで不可能なこと可能なことを明快に解説し、新しいテクノロジーと、ニュープロダクトについて解説していただきました。
非常に興味深く、面白い内容でした!!
チェン先生はまだ40代半ばですが、おそらく今後の世界のインプラントロジーを牽引していくであろうと期待されている先生です。
正直に言って、北海道のこのような小さい町でこんな少人数でチェン先生の講義を受けれるのは信じられないことです。
今回は家族でニセコにバケーションにいらしているところを、講義をお願いすることができました。
どうか来年もニセコに遊びに来てくれと、講義終了後みんなでお願いしました。
次回があることを北海道のメンバー一同で願っています。
三上先生いわく
This is Chen's school. We are your students.
です。

お正月休みもこれで終わりです。
ゆっくり休養もできました。
世界の最先端に触れることもできました。
明日から診療が始まります。
来週末は東京でCIDのミーティングがあります。
また刺激を得られると思います。

さ、今年も頑張ろう!!

自分に埋入

Date
2007-12-02 (日)
Category
インプラント

3ヶ月前に、自分の右下第1大臼歯を抜歯しましたが、
その部分へのインプラント埋入を、昨日行いました。
X03212.jpg

術者は、美唄の吉村先生です。北海道で唯一のITIフェローの先生です。
(フェローというのは簡単に言うと、映画スターウォーズでのジュダイ評議会です。日本で十数名)
スタディグループのライブオペという形で、10人ほどのドクターと20人ほどの衛生士が集まり、事前の準備、術中管理、術後管理などの実習を行いました。
その患者役がぼくというわけです。
勉強熱心な衛生士たちに、いろいろ患者としての気持ちを質問されたり、術中写真の撮り方を練習したりして、とてもよい勉強会になりました。

インプラント手術そのものは痛くありませんでした。ドリルを使う時の振動と、1時間口をあけているのがすこし辛かったです。
痛みも、術直後に痛み止め1錠飲んだだけで、その後は飲んでいません。
24時間たった今も痛みは全くありませんが、やや腫れが出てきています。
インプラントとは、痛くはないが腫れがでるものだというのを自分の体で実感しています。
明日もうすこし腫れが強くなってから、徐々に腫れが引いてくると思います。
いつも患者さんに説明していることを、自分の体で実感しています (^_^)v

Chen先生講演会

Date
2007-10-15 (月)
Category
インプラント

来年1月5日、CID北海道ウインターミーティングとして
オーストラリアのStephen Chen先生をお招きし、講演していただくこととなりました。
chen.jpg
来年発表される予定のボーンレベルインプラントについての最新情報が聞けると思います。
詳細は こちら
なお、講演は英語のみの予定ですので、英会話の復習をしておきましょう。 ^_^;

たくさんの先生たちのご参加をお待ちしております。
吉谷までご連絡ください。

口腔インプラント学会 in 熊本

Date
2007-09-17 (月)
Category
インプラント

9月15日16日に熊本で開催された口腔インプラント学会に参加してきました。
リッジエクスパンジョンの一例というタイトルでポスター発表してきました。

発表前の記念撮影です。
kumamoto.jpg


海外を含む著名な先生たちの講演もとても興味深いものでした。
特にジュネーブのBelser先生の講演と、国内の歯周病専門医によるインプラント周囲炎の講演はとても興味深いものがありました。
現在のインプラントはほぼ確実に骨とくっつきます。
15年前のどうやったら骨と結合するかという議論はもう終わり、
どのように審美的な結果を得るか、
どのように長期的にもたせることができるか
そのリスクをどのように診断するか
が議論の中心になっています。
Belserのimplant esthetic の現在の到達点と将来の展望。
歯周病の観点からのインプラントのメインテナンス 
とても有意義な2日間でした。

症例報告 エクステンションクレストテクニック

Date
2007-09-09 (日)
Category
インプラント

インプラント治療において、埋入する部位の骨量が十分にあるかどうかがよく問題になります。
骨が無い部位に対して骨を造成する技術が色々と考えられています。
高さは十分でも横幅が足りない場合に「エクステンションクレスト」というテクニックを使うことがあります。
これは幅の狭い歯槽堤を2分割したのち特殊な器具を使って横に広げ、その真ん中にインプラントを埋めるものです

ec2.jpg  ec3.jpg  

ec4.jpg  ec5.jpg

ec7.jpg  ec6.jpg

この症例の詳細については、来週の熊本での口腔インプラント学会で報告する予定です。

自分の抜歯

Date
2007-08-26 (日)
Category
インプラント

昨日、友人に自分の歯を抜歯してもらいました。

25年前に抜髄(むし歯で歯の神経を取ること)したのですが、何回か根管治療(神経をとった根の中をきれいにする治療)を行っても、根管が閉鎖していてどうしても拡大することができず、そのまま冠をかぶせていました。
その歯が10年ぶりにうずきだし、写真を撮ってみると根尖病巣が大きくなっていました。
もう再根治はあきらめて抜歯を決意しました。
opg.jpg  46-before.jpg  46-after.jpg 

治療は100%うまくいくものではないということを痛感しています。
例えば、根の治療もうまくいくことのほうがもちろん多いのですが、成功率は100%ではありません。進行が大きいほど、治療の成功率が下がっていきます。
いかに初期の段階で進行を止めれるか、もしくはむし歯、歯周病の発症そのものを予防できるかがとても大切です。

ぼくのように残念ながら抜歯にいたった場合でも、安易に両隣在歯を削ってブリッジにすることはその後のむし歯、歯周病のリスクを大きくしてしまいます。
選択肢に優先順位をつけるなら
①インプラント>②入れ歯>>>>>>③ブリッジ
となります。
ぼくの場合はもちろんインプラントを選択します。

3ヵ月後にオペの報告します。(^_^)v

むし歯の危険性とその評価

Date
2007-08-16 (木)
Category
インプラント

当院の夏休みも今日で終わりです。
最終日は家でゆっくりしています・・・・        とはいえ
娘の夏休み自由研究の手伝いをすることになってしまいました。
タイトルは
「むし歯の研究」
普段患者の皆様に説明していることを、まるまる娘に教えました。

すなわち

初期ならば詰め物をするだけ
caries01.jpgcaries02.jpgcaries03.jpg

しかし、むし歯がまたできて、銀歯になり
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またむし歯になって神経を取り
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またむし歯になって、歯を抜く
caries14.jpgcaries15.jpgcaries16.jpg


「むし歯の治療」といわれている行為は、「修理」をしているだけで原因を取り除く本当の意味での治療行為ではないということ。
原因を放置しておくと間違いなく再発し、そのときはもっと状態は悪くなっているということ。そして最後には抜歯せざるをえなくなるということ。です。

その後は入れ歯かインプラントかという選択になります。
インプラントは欠損に対する処置としては最も効果的な方法ですが、
欠損を作らないようにすることが一番大切なのは間違いありません。

小6の子供たちに分かってもらえるかなぁ。


CIDミーティング終了しました

Date
2007-07-22 (日)
Category
インプラント

7月21日、22日の2日間にわたって行われたCID北海道サマーミーティング、無事終了しました。
1日目のドクター対象の講演には約80名、2日目の衛生士対象の講演には200名をこえるかたがたに参加していただきました。
また、講師のITIボードメンバーの勝山先生、ITIフェローの中島先生、京都の中田先生、東京の月岡先生、貴重なご講演ありがとうございました。

審美歯科 セラミックインレー

Date
2007-06-24 (日)
Category
インプラント

通常むし歯の修復にはメタル(銀歯)を使用します。保険の摘要や長期安定性に対する信頼度により、メタルが第1選択になります。
しかし、臼歯部においても高い審美性の要求で、メタルを撤去し、セラミックを装着するケースが増えています。
ceramicinlay01.jpg ceramicinlay02.jpg
ceramicinlay03.jpg

セラミックは長い歴史があるため信頼度が最も高く、かつ強度の改良も常に行われています。
安価で白い材料もありますが(レジンインレー、ハイブリッドレジンインレー)、2年程度で変色、破折、脱離を起こし、2次的なむし歯をつくることが多く、当院では行っていません。
経済性を追求して結局患者さんの健康を害する結果になることは絶対に行うべきではないと考えています。

症例報告 臼歯部1歯欠損

Date
2007-06-11 (月)
Category
インプラント

下顎第1大臼歯は、最も失われるのが早い歯です。いわゆる「6歳臼歯」といわれ最初に生える永久歯であり、気づいたときにはむし歯になっていることも珍しくありません。10代のうちにむし歯→神経の除去を行ってしまい、20-30代で抜歯にいたることが非常に多い歯です。
その時に安易に前後の歯を削ってブリッジにすることにより、前後の健全な歯が同じ運命をたどることは容易に予想されます。そして40-50代でブリッジが駄目になり、義歯を使い始め、さらにばねをかけている歯が・・・・・という悪循環におちいり、どんどん歯を失っていきます。
50-60くらいの年齢で治療に非常に苦労される方が多いですが、苦労の最初は第1大臼歯のむし歯→欠損から始まっています。
早期に最小限のインプラントによる介入が有効な方法と考えられます。

症例は41歳男性
左下第1大臼歯の歯髄は10代で除去されています。根の先端の腫脹を繰り返しており、抜歯となりました。両隣在歯は健全で、ブリッジのために切削することを避ける方針としました。
OPG1.jpg 

抜歯4ヵ月後、インプラントを埋入しました
placement.jpg OPG2.jpg

インプラント埋入6週後に型を取りました  
6Wafter.jpg imp.jpg 

アバットメント(土台)を立て、セラミック冠を装着しました。 
abut.jpg restration.jpg
 
少数欠損において早期にインプラントを埋入し残存歯を保護することは、欠損拡大の予防、歯列のメインテナンスにとても有効な方法です

  

雅姫さんのインプラント

Date
2007-05-29 (火)
Category
インプラント

色々な講演会やレクチャーを受けていると、講義中に出てきた症例が、実は「有名人」だったということがあります。
先日雅姫さんのハグオワーの話を書きましたが、
雅姫さんのブログの中で、彼女自身がインプラントの手術を受けたと書いてありました。
http://www.hugowar.com/masaki/diary_200705.htmlの5月12日分です。
有名人が、自らのインプラントオペの経験をブログにアップするくらい、
インプラント治療も一般化しているのだなーと、ある意味感心しました。

個人的にはどのような状態で、どのような処置を受けたのか知りたいところですが、さすがに口腔内写真は載せないでしょうね (^^)

オールセラミックと軟組織

Date
2007-05-19 (土)
Category
インプラント

現在、審美部位(簡単に言うと前歯)のさし歯に使用される材料は、金属を使用しないオールセラミックが主流となってきています。セラミックの最大の利点は、歯周組織への親和性です。
審美歯科という言葉も誤解されることが多いのですが、ただ色が白ければ「審美的」といった発想は誤りといえます。歯の周囲組織(簡単に言うとはぐきと骨)の健康が保たれ調和した状態に美しさが出てきます。セラミックを入れるだけ、ホワイトニングを行っただけで「審美的」になることは無いでしょう。

症例  50代女性 不適合のさし歯、充填物に伴った高度の歯周炎を認めます。数ヶ月の歯周炎の治療後、臼歯にインプラント、前歯にオールセラミッククラウンを装着しました。

術前
allceramic01.jpg
歯周炎の治癒後、臼歯部にインプラントを埋め、そこから採取した結合組織を前歯の歯間乳頭に移植しました
implant.jpg  connectivetissue.jpg

作成したオールセラミッククラウン
allceramic02.jpg

装着直後allceramic03.jpg装着3ヵ月後allceramics04.jpg

特に結合組織移植を行った歯間乳頭の形態の変化は

術前  papilla01.jpg  直後  papilla02.jpg  3ヵ月後 papilla03.jpg

装着直後より、3ヵ月後の方が歯肉が安定しているのが分かると思います。
今後もよりよい形態へ安定していくと予想されます。

症例検討 フルマウスリコンストラクション

Date
2007-04-27 (金)
Category
インプラント

歯科医の仕事はもちろん診療行為そのものがメインなのですが、そのための準備にかなりの時間を割いています。特にインプラント治療を行う場合、そのプランニングがとても大切になります。
ただ欠損部にインプラントを入れるだけではありません。欠損にいたった原因を考え、いかに欠損の拡大を防ぐかを考慮します。
そのために、
上下のかみ合わせ、残存している歯の評価(抜くか残すか)、欠損部の骨量、骨質、軟組織の量、質、インプラントの本数、配置、手術方法、期間、費用、治療中のかみ合わせの確保、長期的予後、そしてなによりも患者さんの希望、などをトータルで考え、もっとも好ましい結果が得られる方法を提案します。
これは、手術そのものより難しいものがあります。


患者さんは、インプラントによる固定性の歯を希望して来院されました。後期高齢者ですが全身状態はきわめて良好です。大きな治療は今回を最後とし、治療終了後は簡単なメインテナンスのみにする必要があります。
まず、下顎のインプラントを優先する方針としました。

単純に考えれば、両側の臼歯に2本ずつ埋入し、前歯はブリッジでよいかと思います。
しかしレントゲン及びCTの所見で、右5番の位置にあるオトガイ孔のアンテリアループが枝分かれし、かなり歯槽頂近くまで走行しています。
WS000010.JPG

左5番部はオトガイ孔上部の骨密度が極端に悪くなっています。
WS000000.JPG 

両側とも6,7番には十分な骨量があります。
左右1番の欠損部は水平的な骨量が不足しています。舌側に深く埋入すれば、骨内にインプラントを入れることができますが、残存歯とのポジションは大きくずれると考えられます。もしくは唇側に骨移植を行う方法も考えられます。

WS000111.JPG WS000011.JPG
 
残存歯を見てみると、
右4番は大きな補綴物が装着され、残存歯質は極めて少ないです。
右2番は歯根が短く、左2番は歯根は通常の長さですが近心のマージン部に2次カリエスがあるようです。

このケースで、どの歯を残し、どこにインプラントを配置し、どのような補綴物を作成するのがよいのでしょうか。

インプラントを手がける先生たちのご意見をお待ちしています。
僕と患者さんの選択は、近く手術後の写真と共にご報告します。

オールセラミック

Date
2007-04-22 (日)
Category
インプラント

東京歯科大臨床教授,千葉県アイティーデンタルクリニック院長の飯島先生の講演会に行ってきました。インプラントでとても有名な先生ですが、今日のテーマはオールセラミックでした。
金属アレルギー、生体親和性、審美性、精度の向上、などの理由により、メタルフリーであるオールセラミックが間違いなく今後の主流になると考えられています。

さし歯を作る方法は、長い間 「ロストワックス法」 が主流です。
歯の型を取り、模型を作り、ワックスにて歯の形を新たに作り、そのパターンを鋳型にして、溶かした金属を流し込む。という方法です。
従来のセラミック冠と呼ばれるものも、このような方法で金属の歯を作り、その上にセラミックを焼き付ける「陶材焼付冠」と言うものです。歴史のある確実な術式ですがクラシックな方法であることも事実です。

オールセラミックは、文字通りセラミックスのみで、金属はまったく使用しないものです。
ワックスで鋳型を作るのではなく、スキャナーで歯を読み込み、コンピュータ上で補綴物をデザインします。既成の高密度で均一な組成のセラミックブロックを削りだし、補綴物を作成すると言うものです。
いわゆる「CAD/CAM」と呼ばれるものです。
セラミックも「ジルコニア」というスペースシャトルにも使われる強度の高い材料が臨床に使われはじめました。単独歯のみならず、長いブリッジやインプラントにもジルコニアが使われています。

ジルコニアボンドブリッジとメタルボンドブリッジの比較写真です。
         zirvsmb.jpg


臨床例はこちら

エスティックアドバンスコース in Osaka

Date
2007-04-09 (月)
Category
インプラント

4月8,9日の二日間、大阪にて「ITIエスティックアドバンスコース」を受講してきました。
アメリカ、フロリダ大学のモートン教授による、前歯部インプラントの審美性についてのコースでした。
1歯欠損から、無歯顎ボーンアンカードブリッジの審美性まで多彩な症例を見せていただきました。
最近でた「ITIトリートメントガイド」にも載っているエステティックリスクアセスメントに沿って、事前に治療におけるリスクを事前に正確に評価する重要性を、モートン先生はとても強調していました。
非常にアメリカ的な合理的な考え方で、とても新鮮な講義でした。模型でのハンズオン(実習)もあり、とても充実した2日間でした。
morton.jpg

1日目の夜は難波のスイスホテル(なにやら高価そうなホテルでした!泊まったところはもちろん別のビジネスホテル・・)にて、懇親会があり、記念写真もとらせていただきました。
swisshotel.jpg


ミーハーな僕は、講義終了後、モートン先生のサインをいただきました。
これで、この本は気合を入れて読むことができます。

sighn.jpg
Dear Dr.Yoshitani with kind regards Dean Morton
と書いてあります   (^_^)v

症例報告 上顎犬歯1歯欠損インプラント

Date
2007-03-23 (金)
Category
インプラント

ずーっと前になりますが、インプラント治療には骨の移植が必要という話をしました。
具体的な症例をお見せします。
患者さんは40歳の女性。歯ぎしりが強く、上の糸切り歯の根が折れてしまいました。

PIC00108.JPG

抜歯を行い、インプラント埋入を行いました。抜歯後、外側の骨の吸収がおきるため、理想的なポジションにインプラントを埋入しようとすると、インプラント体が骨から飛び出てしまいます。

singletooth01.jpg  singletooth02.jpg

インプラントが骨から露出した部分に骨の移植を行いました。

singletooth03.jpg

インプラントと骨が結合するまで3ヶ月待ったあと、アバットメント(土台)を立て、オールセラミック冠を装着しました。

singletooth04.jpg  singletooth05.jpg  
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骨の移植の技術があるからこそ、理想的なポジションにインプラントを埋める事ができ、前歯のような審美性が必要な部位にもインプラントを応用することができます。

今後も随時症例をご紹介したいと思います。

故郷に錦

Date
2007-01-22 (月)
Category
インプラント | 院長コラム

僕は大学を卒業後、補綴科というところで研修を受けていました。義歯とインプラントの研究をしていた講座です。しかしながら、大学病院に居た頃はインプラントはまだ症例は少なく、インプラント研究のヘッドの先生(現教授)がほぼインプラント症例を診ていて、僕は義歯の患者さんがほとんどでした。それから十数年、自分自身もインプラントにかかわるようになり、自分の一連の症例をまとめて、恩師や後輩たちの前でお話しすることができたのはとても名誉なことでした。
また、研修医時代に臨床の基礎を叩き込んでくれた野谷助教授には、在局中のような鋭い指摘を受け、一瞬たじろぎ、「あー、大学時代はこんな緊張感があったなあ」と、ちょっと懐かしい気持ちにもなりました。

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講演終了後には、懇親会の席で教授より感謝状もいただきました。ありがとうございました。
ゆっくり仲間たちと話をしたかったのですが、翌日東京での研修会があるため、同門同期の上浦先生とともに飛行機に乗り(もちろん酒飲みながら)、有楽町に着いたのは日付が変わる頃でした。

yuurakutyou.jpg

つづく・・・


同門会講演

Date
2007-01-18 (木)
Category
インプラント

今週末、北大の第1補綴講座(現在はなにやら難しい名前になっています)の同門会にて、インプラントについての講演を行う予定です。
昨晩その打ち合わせで、久しぶりに大学に行きました。診療が終わった後なので、夜の9時に医局に集まり、座長予定の先生たちと大まかな打ち合わせをしました。夜中の12時に夕食となりました。そのせいか、今日は一日目がしょぼしょぼしていました ^_^;
 
こんな話をする予定です
     Decision making and treatment plan                      
                      MASAZUMI Yoshitani D.D.S
                      Yoshitani dental clinic
①Necessity of implant
    Concept of cariology
  Limitation of conventional restorations
②Decision making of implant
  Implant or FixedPD or Removal PD ?
  Advantage and disadvantage
③Importance of diagnosis
  Restoration-driven implant placement
④ Surgical aspect of implant (bone management)
   clinical case #1
          single defect in anterior site with GBR procedure (Video)
          canine guidance of implant
  clinical case #2
          multiple defect in posterior site with ridge expansion and sinus floor elevation procedure
          full mouse re-construction with implant

インプラントと他の治療法の比較、インプラント治療の診断法、埋入時の手術テクニックについて、症例写真、ビデオを使って解説しようと思っています。

インプラントと骨の移植

Date
2006-12-27 (水)
Category
インプラント

インプラントとは、失われた歯を回復するために植えられるものです。それを考えると、歯の根がもともとあった位置にインプラントを植えるのが理想的といえます。しかし抜歯にいたった理由を考えると、歯周病であれ、むし歯であれ、根が折れてしまったのであれ、根を支えている周りの組織(骨)に炎症を起こし害を及ぼすから歯を抜く必要が出てくるわけです。抜歯後の骨の形態は、健康な歯が残っていた時とはまったく異なり、理想的な位置にインプラントを入れることができるケースは、残念ながらほとんどありません。
fistel.jpg fracture3.jpg
写真は、外傷により歯が折れてしまった患者さんです。ぶつけてから1週間後に抜歯、すぐにCTを撮影しました。
afterextraction.jpg   beforeextraction.jpg
左の写真が抜歯した部分のCT画像です
根が折れた部分の骨が吸収してなくなっているのが分かると思います。歯を支えていた外側の骨は、おそらく1ヶ月以内に吸収されなくなってしまうでしょう。
右の写真が、健全な隣の歯のCT画像です。このようなもともと歯があった位置にインプラントを植えるのはおそらく不可能です。
幅が足りなくなったところにどうやってインプラントを植えるのでしょうか?
そのテクニックがGBR(guided bone regenaration)といわれる方法です。
続きは次回に・・・・!(^^)!

髪の移植、骨の移植

Date
2006-12-26 (火)
Category
インプラント

ちょっと前に、友人数名とお酒を飲む機会がありました。歯学部を出た後医学部に入りなおし、現在形成外科医をしている友人も参加していました。最近みんな髪が薄くなってきたという話題になったのですが、その形成外科医いわく、確実にはげを治す方法は髪の毛を移植する方法だと力説していました。1人前頭部が完全になくなっている友人も居たのですが、後頭部の髪を前頭部に移植を行えばよいそうで、「どうだ、やってみないか?」と真剣に誘っていました ^_^;
髪の移植は形成外科に任せるとして、歯科医が行うインプラントの手術には骨の移植を同時に行うことがほとんどです。GBRといわれるテクニックです。
解説は次回に・・・・・。

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