メインテナンス
- Date
- 2007-06-06 (水)
- Category
- 院長コラム
歯の病気は、「むし歯」と「歯周病」です。僕たちはこれらの病気に対して治療を行っています。
しかし、一般的に治療と思われている行為は、本当の意味での治療とはいえません。
例えば、糖尿病を患っている患者さんを考えてみましょう。
糖尿病が進行し視力に障害が出てきた方に、適合のよいめがねを作るだけの医師がいるでしょうか。
「糖尿病が進行して、眼が悪くなったからいいめがねをつくりますね。」
「この先病気が進行してめがねが合わなくなったら、新しいのを作りましょうね。その時また来てください。」
「もう新しいめがねを作れないくらい悪くなったから、もう眼をとるしかありませんね」
などと言う医師は絶対にいません。
視力障害などにたいする対症療法を行いながら、糖尿病自体をコントロールする治療を必ず行います。
でも、「糖尿病」と「むし歯」、「めがね」と「さし歯」を入れ替えてみると、このような治療しかしない歯科医は多いのではないでしょうか。
患者さんにとっても、痛い時だけ治療を受ける、つめる治療のみしか希望されない方がいるのも事実です。
それは間違いであるとはっきり断言できます。対症療法が終わって、病気の原因を診断して、それに対するアプローチを行い、病気の進行や再発を防ぐことが本当の意味の治療といえます。
穴をふさぐ治療は必要なことですが、歯科治療のほんの一部です。最も重要なのは、なぜむし歯を作ったかを診断することと、その後のメインテナンスです。
このようなことを患者さんに理解していただけるよう努力しているのですが、
「余計なことをするな」と言わんばかりに無反応な方がいたり、
「痛くなったらすぐに来ますから。家もすぐ近くですから。あはは。」 と、全く受け入れてくれない方がいたり、
メインテナンスが続かず、大きなむし歯を作って1年ぶりに来院された方などにお会いすると、
自分の力不足を痛切に感じ、悲しい気持ちになります・・。
逆に定期的なメインテナンスを受け、トラブル無く何年も経過している方にお会いする時は勇気付けられています。
このような患者さんに助けられて、日々の診療に臨んでいます。
Comment:2
- 症例4:2007-06-10 (日) 22:15
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歯科治療はどうしてもすぐに命にかかわることが少なく、つい途中で勝手に行かなくなったりしがちです。
私のまわりにもそういう人が沢山います。
理由は、時間がない・お金がかかる・痛いから・・・とさまざまです。
私の年代(50代)になると、顔に出来たシミやらシワやらタルミを気にする人が増えますが、かみ合わせが正しくないためにできるシワやタルミのなんと多いことでしょう。
エステにお金をかけるくらいなら、歯の噛み合わせをチェックしたほうがよっぽど効果があると思うのですが??
アンチエイジングの第一歩は「歯」だと思うのですが。
「8020」はたやすいことではないですが、これをひとつの目標として、メインテナンスを頑張ろうと思ってます。 - 吉谷:2007-06-11 (月) 19:35
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いつもコメントありがとうございます。
おかげで、僕たちの仕事に対するモチベーションも上がります (^^)ご指摘のとおり、歯科医療は「生活の質」にかかわるものです。
僕たちの仕事は、地域のかたがたの健康意識や生活の豊かさにつながっていくものだと考えています。
今後ともよろしくお願いします。
