Back to the future
- Date
- 2007-04-01 (日)
- Category
- 院長コラム
1月に出身医局の同門会でインプラントについての講演を行いました。
その時は時間があまりとれず、講演後の十分なディスカッションができなかったため、
先週土曜日に恩師の野谷助教授に時間をっとてもらい、少人数でのケースプレゼンとディスカッションを行いました。
現在のインプラント学は非常に進歩しています。適応症が広がり、以前では不可能であったことが可能になってきたのは医学の進歩としてすばらしい事なのは間違いありません。
しかし一方で、一部メーカーが主導となり、どんな症例でも簡単安全にできるという風潮があるのも事実です。
野谷先生は、長く有床義歯(入れ歯)の専門家として臨床に携わった経験より、どのような欠損形態が予後がよく、また予後が悪いのか。義歯で十分な機能回復ができるケース。義歯では絶対に回復不可能なケースを呈示し、安易にインプラントを入れて一時的によい結果が得られても他の歯牙を失ってしまえば結果として失敗であるということを話してくれました。
安易な風潮に流されること無く、予後の悪い難症例と言うことを十分に認識し、「ふんどしを締めなおして」治療に臨むことが重要と強調してくれました。
野谷先生は19年前に僕が大学を卒業し、補綴科に入局し、最初に臨床を教えてくれた先生です。とても厳しく、数え切れないくらい怒られました。
その日のうちに帰れることなど無く、忙しい時は朝の5時に家に帰り、7時に大学に戻る生活を送ったときもありました。さすがに1週間で体力が尽きてしまいましたが・・・。
「刷り込み効果」と言う言葉がありますが、何も知らない時に最初に見て触れたことは僕の臨床の基礎になっています。考え方や選択する術式は野谷先生の強い影響を受けています。
大学勤務の時は、白衣のえりのたて方や、タービンのペダルを踏む音まで似ていると言われました。(これホント!)
そんな厳しい研修医時代をすごしたからこそ現在があるのだと思います。
というわけで、その後の飲み会の写真です!

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